入賞作品

第63回全北海道広告協会賞 入賞作品

全北海道広告協会賞グランプリ(北海道知事賞)

全北海道広告協会賞グランプリ(北海道知事賞)

北海道昆布新聞#北海道をコブしたい
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北海道昆布新聞#北海道をコブしたい

広告主

出光興産(株)+ キッコーマン(株)+ サントリーホールディングス(株)+
日本たばこ産業(株) + スカイマーク(株) ほか2社

作品タイトル

北海道昆布新聞#北海道をコブしたい
全北海道広告協会賞制作賞グランプリ(北海道知事賞)

全北海道広告協会賞制作者賞グランプリ(北海道知事賞)

制作会社

(株)電通 +(株)nu+(株)ジェ・シー・スパーク +
(株)アートファクトリー + ナカチカ(株)+(有)SUI +
(株)電通クリエーティブキューブ + Septeni Ad Creative(株)+
(株)マテリアル

スタッフ

PR村山 元木
PR岩熊 正和
ECD岡本 昌大
CD前田 星平
AD藤木 倫史郎
C中辻 裕己
CP鹿山 日奈子
D大久保 徹郎
D遠藤 寛昭
D古賀 あかり
D杉山 雅志
PD岩垣 平
PD二字 奈穂美
Art片岡 紀和
Art吉野 雅之
Art眞家 真莉菜
Art名嘉眞 秀
Epr原 隆策
Pr稲田 翔
Pr原 悠介
PM矢澤 郁佳
Dir市川 丈司
PR島田 雄輔
PR澤村 亮汰
PR宮嶋 心
PR藤田 瑞稀
コメント
全国の生産量の約9割を占める北海道産昆布。昆布という地域資源をメディア化し、「北海道をコブ(鼓舞)したい」と願ってのユニークでパワフルな展開は実に鮮やかだ。史上初の「読んでも食べてもためになる昆布新聞」の発行をはじめ立体的な新聞展開とOOHなどでのアピールは斬新で、広告の力を再認識させるものである。キャンペーンは地域と企業と生活者を巻き込み、大きな反響を呼んだ。年度を代表するダイナミックな広告活動と言える。
[臼井 栄三]
栗谷川健一賞

栗谷川健一賞

栗谷川健一賞 鏡 浩二
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氏名

鏡 浩二

会社

(株)北海道博報堂 クリエイティブディレクター
コメント
この一年、最も広告の真価を示したクリエイターは鏡浩二さんに決定しました。
鏡さんが関わった主な2作品は、広告代理店の底力をいかんなく発揮する大きなプロモーション。あらゆる方向において調整や折衝がある中、クリエイティブのクオリティを高く保つには、並々ならぬ統率力や決断力が必要であったと想像しますが、その中心人物だった鏡さんは本賞を受賞するにふさわしい仕事振りだったのではないでしょうか。時代の変化やコロナ禍によって広告業界に少しだけ元気が無くなっている中、鏡さんは改めて「広告のプロ集団」である広告代理店の存在感を象徴したように思います。受賞、おめでとうございます!
[チバ タカハル]

【新聞部門】

優秀賞

広告主

(株)鈴木商会

タイトル

あたりまえをあたらしく
あたりまえをあたらしく
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制作者賞

制作会社

(株)肉ソン大統領
AD/D/C阿野 洋介
Ph長濱 周作
奨励賞

広告主

(株)カネカ

タイトル

カネカは、考える。(シリーズ4点)
カネカは、考える。(シリーズ4点)
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カネカは、考える。(シリーズ4点) カネカは、考える。(シリーズ4点) カネカは、考える。(シリーズ4点) カネカは、考える。(シリーズ4点)
コメント
優秀賞は企業のSDGsブランディングで散見されるクリーンでナチュラルなイメージに反して、
産業活動の末に排出される「ゴミの山」のヒリヒリするようなリアリティに圧倒されました。
そして、無駄を排した簡潔なコピー、空に映える青いヘルメットの下の人間味あふれる表情に、
ゴミの山を「宝の山」に変える誇りがしっかりと宿っていることが感じられました。
制作スタッフがたったふたりというのも驚きです!
奨励賞は15段の出品もあったのですが、全5段シリーズの本作品は、誠実な
企業風土と厚みのある事業内容をより明快に表現していたと思います。
[佐々木 美和]

【ラジオCM部門】

優秀賞

広告主

日本航空(株)

タイトル

「よっ、山浦機長!なまらいいんでないかい!」篇120秒
制作者賞

制作会社

(株)STVラジオ
プロデューサー岡崎 みどり
ナレーション西尾 優希
出演者山浦 禎一
出演者客室乗務員
出演者搭乗のお客様
コメント
実際の機内アナウンスを録音し、機内の空気感そのままに聴かせるというアイデアが素敵。
ラジオで聴くといい意味での違和感を引き起こし、
機長の北海道弁と温かい語り口が相まって“じっくり聞かさる”CMとなっていた。
機内アナウンスもラジオも同じ耳メディアという点を活用しながら、
「JALのおもてなし」を疑似体験できるものになっていた。
奨励賞は、野球と交通安全を絡めたクスッとさせつつ練られた内容が小気味よく、楽しく聴くことができた。
[片岡 典子]

【フィルム部門】TVCM15秒

優秀賞

広告主

ホクレン農業協同組合連合会

タイトル

史上最高ゆめぴりか
制作者賞

制作会社

(株)電通北海道 +(株)東北新社 + USUI
CD碓井 雅博
PL寺岡 真由美
DR中島 信也
PR井上 みち子/樋口 佳克
カメラマン上田 義彦
Tマツコ・デラックス/南 章也/田湯 崇史
AE石黒 輝一郎
ST中里 智弘/大塚 満
HM高橋 永充
PM佐々木 直人
奨励賞

広告主

(株)常口アトム

タイトル

JOGる? TVCM(シリーズ5点)
コメント
優秀賞「史上最高ゆめぴりか」はそのアイコンの力強さも相まって、もはや横綱の貫禄。
今回のような広告イジリのような内容でも外連(けれん)味無く感じさせるのは
脚本および映像のクオリティが一個上にあることを意味しているはず。これは強い。
奨励賞「JOGる?」の獲れたての魚を捌いたような今しかできないアプローチのほか、
品名を15秒のストーリーにまで昇華した「よつ葉カフェオレ」、
コピーとグラフィックとタレントをバランス良く配置した「LOVE割」など、
この部門が最多出品数だったこともありどれも見応えがありました。
時代と共に「好き」から「推し」へと言葉も価値観も変化している今、
自分が何のどこに魅力を見い出し一票を投じているのかを考えさせられた審査でした。
[菊地 和広]

【フィルム部門】TVCM16秒以上

優秀賞

広告主

(株)カローゼット

タイトル

レンタスティック北海道 「スーツケース」篇 「ロボット掃除機」篇
(シリーズ2点)
制作者賞

制作会社

(株)電通北海道 +(株)nice
CD/企画/演出佐藤 郁
PR萩原 勇一
撮影/EDIT北川 陽稔
PM加藤 弘道/須藤 学/皆川 利恵
L高橋 素晴
ST立石 敦子
HM矢萩 律子
M森本 憲治
EDIT根本 風大
MA藤岡 正憲
T小林 エレキ/会田 崇雄/田中 護/木村 真穂
奨励賞

広告主

NHK札幌放送局

タイトル

NHKほっとニュース北海道 リニューアル告知ムービー30秒
コメント
「レンタスティック北海道」は、物品の貸し借りや譲渡の仲介をするプラットフォームサービス。
なんのCMなのだろう?と注目させられる冒頭。
そこからつながる登場人物のシュールなやり取りが笑いを誘う。
譲り合う光景があたたかく、これが成立する街はいい街だなと感じた。
「ほっとニュース北海道」のCMは、番組リニューアルと放送時間が変わるという告知。
出演者を登場させず北海道らしい動物のイラストで構成したことで、新しい番組のコンセプトが引き立って感じられた。
[荒水 悠太]

【フィルム部門】ONLINEフィルム

優秀賞

広告主

よつ葉乳業(株)

タイトル

特選よつ葉牛乳「厳しさから生まれたミルク」
制作者賞

制作会社

(株)東急エージェンシー北海道支社 +(株)マーマー
CD矢谷 暁
PL・C矢谷 暁/阿部 玲奈
AgPR小西 浩明
PR/DR/EDIT蓑輪 俊介
CAマシュージョーンズ
PM橋本 綾乃/上林 ゆい
AE堺 睦
プランニングディレクター片岡 典子
マーケティングディレクター識名 裕司
MA河野 武史
EDIT川浪 大地
M山田 勝也(愛印)
池田 綾子
NA藤田 悟
ドライバー小川 博明
奨励賞

広告主

ホクレン農業協同組合連合会

タイトル

MILK PROWER チャレンジ(シリーズ10点 ※内5点掲載)
※スマートフォンサイズとなっております。
コメント
優秀賞
「やさしさも、おいしさも、厳しさの中から生まれます」のコピーはよつ葉乳業の真っ直ぐな生産理念とともに、
今ある酪農の厳しさをも乗り越えて作られている姿を投影されているかのようで、
美しい冬の根釧原野と透き通る歌声にのせて強い印象として残りました。
奨励賞
生活者との距離が近いオンライン動画ならではのシリーズ作品は、ターゲットをしっかり絞っている感じがよかったと思います。
[新飯田 修]

【ポスター部門】

優秀賞

広告主

札幌市国内観光プロモーション実行委員会

タイトル

#さっぽろいきたい(シリーズ6点)
#さっぽろいきたい
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#さっぽろいきたい #さっぽろいきたい #さっぽろいきたい
制作者賞

制作会社

(株)北海道博報堂 +(有)アリカデザイン
CD永井大地
C/Pr金井優昌
AD鏡浩二/小林仁志
D早坂宣哉
Ph長濱周作/鬼原雄太
ST小蔵昌子/大城弥寿子
ヘアメイク三本雅章/鈴木美穂/池田奈緒
出演者水原希子/松原千泰/岡崎廉/原田あかり/土師清楓/YUMA
奨励賞

広告主

(株)常口アトム

タイトル

JOGる? ポスター(シリーズ2点)
JOGる? ポスター
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JOGる? ポスター
コメント
さっぽろの魅力を余すことなく写真で表現した今回の受賞作。
真ん中に大きく#の付いたメッセージを使いsnsでの連動を意識した構成。
6枚の展開で各々のシーンをシンプルに切り取った料理や景色、施設のカットは
感情豊かな女性の表情と重なり、さっぽろの魅力をリアルに伝えています。
人の流れが停滞した昨年展示されたこのキャンペーン。
いま5類移行になり、多くの人がさっぽろを訪れ、
その良さを体感していただくことを願ってやみません。
[綿谷 克彦]

【統合キャンペーン部門】

優秀賞

広告主

ホクレン農業協同組合連合会

タイトル

「#OMOCHI革命」プロジェクト
「#OMOCHI革命」プロジェクト
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「#OMOCHI革命」プロジェクト
制作者賞

制作会社

(株)ニトリパブリック +(有)ステップス + CROSS DESIGN +
(株)シンク +(株)CAV
Pr/PL野中 毅
CD/AD松浦 未有
AE東峰 充志
DR鉢 直人
D田中 康徳
I佐々木 美保
P大滝 恭昌
DR小泉 圭生
ED/MA福田 純人
HM福士 智子
奨励賞

広告主

札幌市子ども未来局

タイトル

令和4年度札幌市保育人材イメージアップ事業「#WE LIKE 保育!」
令和4年度札幌市保育人材イメージアップ事業「#WE LIKE 保育!」
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コメント
優秀賞のホクレンの「#OMOCHI革命」プロジェクト。
すべては「スイーツ製造・流通の5社とのタッグを実現した」という事実が素晴らしい。
企画を始めてから実現にこぎつけるまでにタフな交渉・調整をしている姿が想像できます。
「次年度以降も恒例化」とのことですが、参加社数を増やすなど、さらなる発展を期待したい。
奨励賞の「#WE LIKE 保育!」は、未来の保育士に向けた、現役保育士のメッセージと写真が非常に印象的。
その内容は現役保育士にとっても勇気づけられるCPになっているのではないでしょうか。
[中川 裕之]

【OOH部門】

優秀賞

広告主

有楽製菓(株)

タイトル

「白いブラックサンダー号」車内広告
「白いブラックサンダー号」車内広告
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「白いブラックサンダー号」車内広告
制作者賞

制作会社

(株)えんれいしゃ + Sooon Design + (有)ブルーカラーデザイン +
(株)ゼン
CD/C大滝 圭一郎
AD/D細谷 渉
P中嶋 史治
モニュメント制作池田 政明
奨励賞

広告主

(株)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント

タイトル

READY TO PLAY
READY TO PLAY
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READY TO PLAY
コメント
札幌の市電は、どことなくのんびりしている(失礼)。
地下鉄とは違い、のんびりと走る。バスとは違い、こぢんまりとしている。
そんな市電なので、車内の広告と利用者の距離が近い気がする。
そして、まいにち乗る人も多いのだろう。
とても丁寧に作られた「白いブラックサンダー」の広告。
仕事に向かうとき、帰りみち、嬉しい人や落ち込んでる人・・。
この広告は、いろんな利用者を楽しませる工夫に満ちている。
「広告は楽しいほうがいいなあ」という、当たり前のことに気づかせてくれた広告でした。
受賞おめでとうございます。
[鏡 浩二]

【新人賞部門】

新人賞

氏名

高橋 清伽

会社

(株)北海道博報堂 プランナー
コメント
ていねいで、機転のきいたコピーを書くひと。
それが、2年ほど前に初めて高橋さんのコピーを見たときの印象です。
今回エントリーされた作品は、しずる感のあるものからコミカルなものまで表現の幅が広く、
商品や企業の価値をしっかりと向上させていて、ひとの心をくすぐってきて。
さらなる力の広がりを感じました。
一人の生活者として、同じように広告をつくる人間として、高橋さんが、これから手掛ける広告が楽しみです。
新人賞、おめでとうございます。
[岩崎 浄美]
第63回 全北海道広告協会賞 審査選考会
審査員メンバー(順不同・敬称略)
審査委員長臼井 栄三(マーケティングプランナー)
審査委員チバ タカハル(アートディレクター)
荒水 悠太(コピーライター)
佐々木 美和 (コピーライター)
岩崎 浄美(コピーライター)
菊地 和広(グラフィックデザイナー)
綿谷 克彦(ノヴェロ)
新飯田 修(ピーアールセンター)
中川 裕之(電通北海道)
片岡 典子(東急エージェンシー)
鏡  浩二(北海道博報堂)